八丈島でバードウォッチング入門|アカコッコに会える森へ
八丈ぐらし編集部 ・ ・ 約3分で読めます ・ 0回閲覧
国の天然記念物アカコッコをはじめ、八丈島は野鳥観察の島。植物公園やビジターセンターを起点に、静かに森を歩けば島ならではの鳥の声に出会えます。観察のマナーと持ち物もあわせて紹介します。
八丈島は、東京から南へおよそ290キロの海に浮かぶ緑ゆたかな島です。あたたかい黒潮の影響を受けた常緑の森が広がり、島ならではの野鳥が暮らしています。双眼鏡を片手に森の道をゆっくり歩けば、木々のあいだから聞こえる鳴き声に、思わず足を止めたくなるはずです。ここでは、はじめての方に向けて島の野鳥観察の楽しみ方を、地元目線でまとめました。
島のシンボル、アカコッコ
八丈島でまず知っておきたいのがアカコッコです。日本にしかいない鳥で、国の天然記念物に指定され、八丈町の「町の鳥」にも選ばれています。おなかのあたりがあざやかな色をした美しい鳥で、広葉樹の森で昆虫や木の実を食べて暮らします。八丈島では一年を通して見られるとされ、島を代表する存在です。
このほか、島やまわりの森には、国の天然記念物であるカラスバトやイイジマムシクイも生息するとされています。カラスバトは常緑の広葉樹林にすむ、全身が黒く金属のような光沢をおびた大きなハトです。いずれも大切に守られている鳥たちです。
観察に向く環境と歩き方
野鳥に出会いやすいのは、やはり木々の多い場所です。空港にほど近い八丈植物公園は、亜熱帯の植物が茂り、園内で野鳥の声を聞きながら歩ける身近なスポットとして親しまれています。園内にある八丈ビジターセンターでは、探鳥会やバードウォッチングの入門教室などが開かれることもあり、島の自然にくわしい人から学べる機会になります。開催の有無や日程は変わるため、最新は公式でご確認ください。
観察のコツは、とにかく「ゆっくり・静かに」。早足で歩くより、少し立ち止まって耳をすませたほうが、鳥の気配に気づけます。朝の時間帯は鳥の動きが活発になりやすいと一般にいわれます。
静かに見守るマナー
- 大きな声や急な動きをしない。鳥を驚かせない距離を保つ
- 巣やヒナに近づかない・追いかけない。繁殖の時期はとくに配慮する
- えさを与えない。自然のままの姿を見守る
- 道をはずれて森に踏み込まない。植物や生きものを傷つけない
- ゴミは必ず持ち帰る
持ち物のヒント
あると便利なのが双眼鏡です。遠くの鳥を驚かせずに観察でき、羽の色や模様までじっくり楽しめます。倍率が高すぎると手ぶれで見づらいこともあるので、扱いやすいものを選ぶとよいでしょう。歩きやすい靴、天候の変わりやすい島なので雨具、そして図鑑やメモがあると、出会った鳥を記録する楽しみも広がります。
出かける前に
開催イベントや園内の情報は変わることがあります。おでかけ前に公式情報をご確認ください。

